ごみ屋敷の環境問題

 ごみ屋敷と環境問題、一見全く関係ないように思えますが実は密接に関係しているのです。

全体的に考えてみればごみを取り巻く環境問題なのですが、ここでは居住環境が脅かされている事が問題ですね。

ごみ屋敷に住んでいる当人はごみに囲まれた居住環境は平気と言ってもいいでしょう。

しかし近隣住民にとっては、耐え難い居住環境なのです。

その居住環境について考えてみると、まずごみ屋敷となってしまった家屋の住人は、不衛生な環境での生活によって健康状態が悪化することがあるでしょう。

また散乱したごみを素足で踏んでしまったり、積み重なったごみの倒壊によるケガのリスクなど、多くの問題を抱えることになります。

一方、近隣住民は悪臭、害虫の発生などに加え、腐敗物による自然発火が原因の火災や放火の危険性も増え、さらに不法投棄のごみ捨て場になるといったケースも少なくありませんので、その苦痛と不安は計り知れないですね。

悪臭、害虫と簡単に言いますが、毎日このような問題と隣合わせとなると精神的にも追い詰められ、精神科に通ったり、最終的には耐え切れずに引っ越してしまう場合もあるようです。

こうした問題に対し、市や自治体は黙認している訳ではなく、状況によっては強制撤去、強制執行を行使したケースもあります。

しかし、個人の敷地内にあるものに対し、本人がごみでないと主張すれば財産であるとみなされ、第三者から見て明らかにごみだと思うものであっても、所有者の許可なく持ち出す法的根拠がないというジレンマがあるのも事実でしょう。

リサイクル

 大量のごみで埋めつくされたごみ屋敷の片付けは非常に過酷な作業となるため、誰にでもできる作業ではありません。

そのため、困った末たどりつくのが専門業者です。

通常は片付けや処分業者がごみ屋敷の作業を行いますが、ごみの処分業者は買い取りの知識がないため、ごみの中から価値ある物を見付け、それを適正な価格で買い取るということが難しいようです。

本当は価値のある物なのですが、気付かずごみとして処分されてしまう可能性もあり得ますね。

一方、リサイクルショップなどの買い取り業者は、価値のある物を見極めて適正価格で買い取ることはできますが、ごみ屋敷などの大量のごみを片付ける過酷な作業には対応していないことが多いようです。

そこでその2つのメリットを併せ持つ業者が存在しているのです。

大量のごみの中から売れるものを見つけ出すことが可能で、適正な買い取り価格を提示できる知識を持っています。

ごみ屋敷の中に買取できるものがある場合は作業料金から差し引きすることが可能ですので、作業料金を安く抑えることができます。

ごみ屋敷を片付ける場合、併せてリサイクル・買い取りを希望の場合、依頼しようとする業者がどこまでできるのかはぜひ確認しておきたいですね。

悪臭

 もしあなたの隣の住居がごみ屋敷だったらどうすればいいでしょうか。

まず、行政に相談することになりますよね。

しかし行政の担当は、たまたまその部署に配属されているだけで、全員がごみ屋敷やニオイに詳しい訳ではないのです。

悪臭防止法というニオイに関する法律がありますが、ごみ屋敷の人がごみで収益を出していることを証明しないと法律の適用外になるようです。

しかし例えば近くに幼稚園や小学校がある、となると行政も重い腰を上げる可能性がありますね。

ニオイは目に見えないので、たかがニオイとなりやすいのですが、実際にちゃんと目に見える害虫も出ていれば対処してくれる可能性が高くなるでしょう。

自治体によっては、ごみ屋敷等に関する条例がありますので、引っ越しの際は是非ホームページなどで確認して下さい。

また引っ越す前に周辺の状況については十分に確認しておきましょう。

騒音は時間帯によって差がありますが、ニオイは関係ないはずですね。