精神疾患

 ごみ屋敷になってしまう、部屋が片付けられない状態が続いているのは、もしかしたら精神疾患のSOSなのかもしれません。

部屋の片付けと精神疾患にはどのような関係があるのでしょうか。

部屋の片付けと精神疾患については深い関係性がある場合が多いようです。

あなたはこれまで嫌なことがあった時や気分が落ち込んでいる時、掃除する気力がなくて、部屋が散らかりっぱなしだった、という経験はありませんか。

部屋の掃除がストレス発散法という人もいますが、うつ病の人が部屋や家をごみ屋敷のようにしてしまうケースが多いのは事実のようです。

精神に疾患を抱えている人たちが部屋を片付けられない原因には、次のようなことが考えられます。

・片付けようと思っても片付け方が分からない
・部屋を掃除する気力がわかない
・片付ける必要性を感じない
・物を大量に集めてしまう

「部屋や家が散らかっている=精神疾患を患っている」ということではないのですが、部屋の中の状況によって、ある程度心の内を知ることができるでしょう。

しかしここで大きな問題がでてきます。

ごみ屋敷になってしまうと、ごみだらけになった部屋を他人に見られたくないという気持ちが出てくるのです。

これがごみ屋敷を放置する大きな原因になってしまいます。

そのような場合でも要望にそえる方法を提案しながら、あきらめずに根気よく説明と説得を繰り返して清掃作業をすることができればベストですね。

ごみ屋敷を片付けて部屋をきれいにすることで、 新たな思いで元の生活を取り戻してほしいものです。

精神的ダメージ

 そもそも、ごみ屋敷とは不動産の所有者・居住者により、異常なまでの量のごみが集められた屋敷のことで、特に独居老人に多く見られます。

ごみ屋敷になってしまう原因は高齢者の体が思うように動かず、気力をなくしてごみを出せなくなってしまうなど、理由は様々です。

しかし高齢化社会が進む中で、高齢者の方のごみ門題は年々深刻化しています。

周囲との関わりが減った今では、若年者でも部屋がごみ屋敷となってしまうケースもあります。

一人暮らしを始めた若い人の場合、片付けを注意する親などがいなくなったことで、部屋を片付けなくなり、ごみ屋敷化してしまった人や、中には精神的な病から物が捨てられないという方もいます。

他にも発達障害、高齢の方なら認知症が原因の場合など理由は様々です。

また、中年層の方で多いのは離婚や地震など、人生で辛い事があって精神的ダメージを受ける出来事をきっかけにごみを溜めるようになってしまった場合もあります。

さらには家族など親近者の方を亡くし、その思い出の品々、いわゆる遺品を片づけたり捨ててしまうことが出来ずにごみ屋敷化してしまうケースも多いようです。

このように、ごみ屋敷となる原因を一概に区切ることはできませんが、精神的、又は肉体的な問題など、きっかけがあれば年齢や性別に関係なく、誰にでも起こりうるということですね。

きっかけ

 ごみ屋敷にしてしまうきっかけは人それぞれです。

例えば過労によるストレスですね。

仕事をしていると、上司や取引先からの依頼でつい無理をしてしまった経験は誰でもあるでしょう。

まじめで勤勉な方ほど、特にその傾向が強いようですね。

働いても思ったような成果を得ることができない、ミスをしてしまった、などが続くと精神的にも大きな負担がかかります。

そんな時、私生活でごみ捨てが面倒だなと感じて放っておくこともあるでしょう。

そして気づいたらごみが溜まりすぎて、自分だけでは解決できなくなった・・。

追いつめられた心は、なす術も無くすんなりとごみ屋敷を受け入れてしまうのです。

夫婦仲が非常に悪くなって、家への愛着がなくなってしまった場合も、その場所をキレイにしようと思えなくなるのが人間です。

逆に恋人が出来ずにテレビやパソコンの前に座れるスペースさえあればいいといった生活に慣れ、むしろ汚れた環境が落ち着く、といった精神状態になってしまうこともあります。

こういう方々は、外では立派な社会人であることが多く、外で気を張っている分、どこかでその重圧を解放したいのです。

行き場を無くしたストレスの発散口は精神を蝕んでしまうようです。

ごみ屋敷を作ってしまうのは何かの病気なのだろうか、あなたはこんな風にとても不安に思っているのではないでしょうか。

もちろん、病気であることを否定できない場合もあるでしょう。

しかしもし病気であるならば、原因や解決方法はきっとあるはずです。