ごみ屋敷と精神疾患

 なぜ、ごみ屋敷が出来てしまうのでしょうか。

近年、ごみ屋敷は特別なことではなくなってきています。

ごみ屋敷問題が非常に多くの地域・場所でニュースに取り上げています。

ごみ屋敷は、意外にも社会で頑張っていた方ほど作ってしまいがちのようです。

なぜそうなるのでしょうか。

精神に何らかの問題が生じてしまったからでは、と考えてみてみると合点いくところもあるかもしれません。

精神の悩みは深刻で、現代社会では、その過労やプレッシャーといったストレスから、通常の精神状態と精神疾患の区別がつきづらくなってきています。

実際、一生の内に5人に1人は精神疾患にかかるとすら言われています。

一言で精神疾患と言ってもいろいろな種類や、症状がありますので、ここではごみ屋敷と関連の深い精神疾患を探ってみたいと思います。

ごみ屋敷を作ってしまう原因は、精神が病んでいるから、生きることに疲れているから、といったことがメディアで取り上げられるようになった結果、ごみ屋敷と精神疾患は切っても切れないものであるように認識されるようになりました。

その精神疾患とは何なのか見ていきましょう。

精神疾患とは、脳の機能的な障害や器質的な問題によって生じる疾患の総称とあります。

少し難しい説明ですが、簡単に言うと、トラウマやコンプレックス、ストレス、過労、睡眠不足などが重なり、心が病んでしまう状態のことを言うようです。

一言に精神疾患と言っても、多くの種類があり、精神分裂病、うつ病、人格障害等があります。

さらにそれそれの病気の中で細かく分けられるため、正しい認識をすることが必要です。

強迫性貯蔵症について

 ごみ屋敷を作ってしまう可能性がある精神疾患として、強迫性障害(強迫性溜め込み、ホーディング)というものがあります。

 自分の意志とは関係なく、同じ行動を繰り返してしまう病気のことです。

その中でも、異常なほど物を集めたり、物を捨てることができなかったりした結果、家の内外にあふれるほど物が溜まってしまうことを強迫性溜め込みであったり、強迫性貯蔵症と言われています。

(海外ではホーディングと呼ばれています)その心理的特徴として、買わなかったり、拾わなかったりすることによって、 後で後悔するのではないかと不安になる、もしかしたら、二度と手に入らないのではないかと不安になる、まだ十分ではないのではないかと、 漠然とした感情を元に買い物を続けてしまう、どれを捨てて、どれをとっておくのか、整理して考えられない、疲れすぎていて、片付けるほど体力や精神力がないと思っている、 自分の行動に自信が持てずに、決断できない、汚染恐怖による強迫観念から、物を触ることが出来ずに、結果物が溜まってしまう、 自分以外に触らせたくないので、家族や友人、業者にお願いして片付けてもらうことすら嫌等の心理状態がうかがえます。

この病気にかかってしまうと、ごみ屋敷が形成していくのも、やむ得ないところがあるのかもしれません。

こういった症状が、自身や周りの人にみられたら、速やかにお医者さんに相談しましょう。

ADHDについて

 ごみ屋敷を作ってしまうであろう精神疾患の一つとして、さらにADHDというものがあります。

ADHDとは(Attention-deficit / hyperactivity disorder:注意欠如・多動性障害)といい、遺伝が関係する先天性の障害で、 本来、小児や思春期に見られる病気で、集中力が続かなかったり、落ち着きがなかったり、物事を忘れてしまうことが、人よりも顕著に現れるものです。

これは片付けられない症候群ともいわれたりします。

整理をすることがそもそも苦手ということに加え、通常生活でパニック障害に陥ってしまうのです。

その結果、徐々にゴミ屋敷化してしまうようです。